すぐに辞めたくなるのは、自分に負荷がかかりすぎている状態です。
自分にとって苦痛にならないことであれば簡単に習慣が身に付き継続的に行うことができますが、三日坊主で終わってしまうということは、もうやりたくない、やっても意味がないと心のどこかで考えてしまうからやめてしまいます。
それを防ぐためには、ストレスを少なくしなければなりません。
辞めたくなる気持ちになるぐらいに自分の負荷をかけてしまえば、続けなければならない強い意志がなければ辞めてしまうのはもはや必然です。
まずは、大掛かりに始めるのではなく、小さく始めることが習慣を身に着けるために必要なことです。
人は完璧を求める傾向が強いです。
完璧にやらなければならない、完璧にしないと意味がない、完璧にできないのであれば意味がない、完璧を求めれば求めるほどクオリティが上がりハードルが上がるので自分で自分の首を絞めている状態になり行動の障害が生まれます。
途中で挫折する人の多くは、最初の行動のハードルを高く設定しすぎて、実際にやってみると思った以上にきつくてやろうとする気持ちが一気に下がり次第に行動が億劫になりやめてしまいます。
こういう人の多くは、「やろうとしたけど時間がなくて」、「仕事が忙しくて」、「仕事に影響を与えなくない」と言い訳をしますが、一日の中で5~30分時間が取れないほど忙しいに人間などほぼいませんし、そのくらいの短時間であれば、いかに苦手であっても続ける意思があれば続けられるものです。
結局、自分の目標ハードルが高すぎて、それによって自滅しているパターンが非常に多いです。
では自滅しないためにはどうすればよいのかご紹介します。
習慣行動のストレスを少なくする
運動もしていない人がいきなり富士山に登りに行くのは無理があります。
そこで、まずは歩くことに慣れるために小さな行動を意識して目標を設定してください。
目標が小さければ小さいほど、最初に踏み出す一歩が軽くなり、行動を起こしやすくなります。
例えば、毎日読書をするのを習慣として身に着けたい場合は、どんなに疲れていても1ページは読む、最低5分は読むぐらいの目標であれば実行できるはずです。
これが、一日一冊読むのであればかなり高いハードルになりますが、最初はこのぐらいの目標で十分です。
本来の目標に到達しなくても、習慣を身に着けるためには、一日一回でも本を読むということが非常に大切です。
モチベーションが上がる
行動をすることで、初めの一歩を踏み出すことができれば、その後の行動も動きやすくなりモチベーションが上がりどんどん自分から行動するようになります。
初めの一歩で躓いている状態では、モチベーションは一切上がりませんが、一歩さえ踏み出すことができればやる気が出て、気が付けば100歩以上進むこともあります。
時間設定を小さくする
片付け5分間だけやる
通勤の15分間は読書する
5分走る
3分日記をつける
行動を小さくする
部屋の片づけではなく机だけ片づける
本を2ページ読む
疲れたら歩いてもいい
日記を3行書く
実行できる条件を設定する
仕事の残業、出かけて疲れた日でもクリアできるぐらいに、ハードルを下げることが習慣を身に着けるために必要なことです。
どんなとき、どんな状況でも絶対にクリアできるぐらいまで、基準を下げましょう。
最低限の設定なので、基準以上に行動できるのであれば行動しても問題はありません。
あくまでも最初の一歩を踏み出すための最低基準です。
継続しやすい設定にしなければストレスがたまり投げ出してしまいます。
物足りなさを感じても気にしない
こんな少しのことをしても意味がないと考える方もいるかもしれませんが、続けられない人ほど、軽い行動を軽視し意味を見いだせないといいます。
しかし、挫折する多くの理由はハードル設定が高すぎるので、続ける習慣を身に着けるためにはまずは最初の一歩を踏み出すことに集中しなければなりません。
動き出さなければ何を言っても説得力がありません。
まずは小さくても最初の一歩を踏み出すことが何よりも大切です。
毎日実行し続ける
必ず毎日行動してください。
習慣を身につけて定着させるためには毎日行動することが前提条件です。
特に最初の一ヶ月間は毎日行わなければ、習慣を身に着けるのは非常に難しいです。
一カ月を過ぎれば、週に3~4回でいいものであれば回数を減らしてもかまいませんが、習慣を身に着ける最初の段階であれば毎日行ったほうが挫折しにくいです。
シンプルに記録する
記録することは面倒なイメージがあって嫌がる方も多いですが、習慣を身につけるために記録することは絶大な効果を発揮します。
記録することで、「なんとなくやった」をなくして客観的な事実して認識することができます。
お金を節約するのであれば「家計簿をつける」習慣を身につけるところから始めたほうが良いですいす、体重を減らすのであればまず体重計に乗り体重を記録する習慣を身につけましょう。記録なしで初めてもなかなか効果がでません。