一つの事を集中すること自体は決して悪いわけではありません。
その分野のトップを目指すのであれば練習し集中することは必要なことです。
しかし、アイディアやイノベーションが生まれる要因として多様性が非常に大切になってきます。
新しいことを経験すれば、その経験を活かしてさらに自分も目標や夢を近づけるアイディアが生まれる可能性があります。
人間は、多様性がなければ自分がしていることは間違っていないと頭が固くなってしまいます。
似たような人間と一緒にいると自分を客観的に判断することができません。
例えば、学生が修学旅行に行った時に、彼らが集団でいるときは周りの目を気にしなくなるので、みんなで騒いだりしても、他人が迷惑に感じていると感じることができません。
また、コンビニで溜まっているヤンキーにも同じことが言えます。
ところが、家族と出かけている時や警察を見かけたときなど反応が全く違うはずです。
それは、他人が見ていることを認識して自分がどう見られているのか客観的に認識しているからです。
このように、多様性をもった視点で物事を考えることができれば、全く新しいイノベーションを起こすことは十分に可能です。
常にもう一つの可能性を意識し、このまま進むだけでなく、こうした方がもっと良くなるのではと考えて、常に別の視点で思考する癖をつければ、新しいアイディアが生まれやすく、またトラブルになった時も対処しやすいです。
常に別プランや失敗しても次の対策を用意する
常に同じやり方で無意識で行ってしまうと新しい発想・発見することができません。
そこで、仕事や作業でも常に別プランを意識して取り組むことで、全く新しい発想が生まれる可能性があります。
ただし別プランを選択するときは注意が必要です。
失敗する方は希望的観測を用いるので、きっと大丈夫だろうと安易に考えて行動します。
客観的に判断し、別プランでも大丈夫と冷静に見てから行動する気持ちの余裕も大切です。
特に勝負所や勝ち負けがわからないことでは、自分の思った通りに物事が進みません。
それらの勝率を上げるためにも失敗したときにどうすればよいのか予め対処を考えておけば失敗した時にも柔軟に対応することができます。
こんな偶然が重なれば失敗してもしょうがないくらいに、いろいろなことを考えて進めていけば新しい方法をどんどん思いつきます。